暴力を受けた子供は細胞の老化が早くなる?!
暴力や心的外傷を経験した子供は、加齢が早まると言われています。
実際に、暴力を受けてる子はそうでない子と比べると思春期が早く始まり、細胞に老化の兆しが見られたという研究結果が出ていると言います。
若いうちに逆境を経験すると、それが後の人生で健康に悪影響を及ぼすという可能性が分かってきているのです。
繰り返し暴力にさらされる経験は、女の子の初潮が最大で数か月早くなることにも関係しているそうです。
影響としては小さいかもしれないですが、「思春期が早く始まる事」と「その後起きる心身の問題」との関連はこれまでも指摘されているため、重要な意味を持つ可能性があると言われています。
さらに健康状態や、死を迎えることでさえも予測できる強力な手段だと考えられているんです。
ですが、あまりわかりすぎるのも怖いですよね。
知らない方が、幸せかもしれません。
自分の死期の大まかな時期が分かると、色々な事の整理をできるという利点もありますが・・。
中々受け入れるのに、時間がかかりそうです。
成人を対象とした研究では、老化の速度が細胞レベルで分かりました。
がんから心疾患に至るまでの、様々な病気のリスクの増加傾向も分かるようになっています。
これに関しては、病気の「早期発見」「早期予防」につながる事なので、喜ばしいことですね。
では、子供の頃に経験した逆境が、脳にどのように影響しているのでしょうか?
分かったことは、危険な環境で育つと「社会的・感情的情報」を処理したりする脳の加齢を加速させるという事です。
幼いころの「人格形成」については色々と分かっていることが多いですが、「身体的な老化」となると、これは親の責任はとても重いという事です。
それに一度経験して頭に残っていることは、おそらく消える事はないでしょう。
虐待が多い今の時代。
さらには、子供連れを嫌う社会の風潮。
こんな風では、ますます少子化は加速してしまいますよね。
もう少し妊婦さんや子供たちに、心の広い考え方ができる社会であってほしいと思います。
そのような事も考えて日本も、もう少し子育てをしやすい世の中になってくれることを願いますね。