キャベツとキュウリの成分が「新型コロナの免疫暴走」を防ぐ効果がある!
新型コロナウィルスの感染拡大が収まらず効果的なワクチンも出来ない中、色々な憶測が飛び交っています。
最近の研究で有効的ではないか、と言われている食品で「キャベツ」と「キュウリ」が注目を集めています。
「キャベツを食べる量が1日1g増えると、死亡リスクが13.6%下がった」という結果。
「キュウリを食べた時には15.7%も下がる」という事です。
この場合、熱を加えず生で食べる事が良いようです。
これは、キャベツに多く含まれる「スルフォラファン」という成分が関係しているのだそうです。
目次
「スルフォラファン」の効果
体内の炎症を抑える働き
「スルフォラファン」は抗酸化力が高いため、「酸化ストレス」という体内の炎症を抑える働きがあります。
人間は、呼吸することによって体の中に酸素を取り込みます。
この取り込まれた酸素の一部は「活性酸素」に変わり、人間の様々な生体活動に使われます。
その「活性酸素」が体の中で増殖すると細胞を傷つけ、老化やがん、様々な生活習慣病の原因にもなるのです。
これは「酸化ストレス」と呼ばれており、体の中に侵入したウイルスなどの異物を排除する為の免疫力を弱める悪者なんです。
キャベツやブロッコリーなどに含まれる「スルフォラファン」の他にも、「赤ワイン」や「チョコレート」などに含まれる「ポリフェノール」も「酸化ストレス」を抑える働きがあります。
これらを適度に摂取することにより免疫力を維持し、ウイルス感染や重症化を防ぐと考えらているのです。
HIV感染を抑制する効果
新型コロナウィルスは、正常な免疫作用の働きを妨害すると言われています。
他にも同じように、免疫システムを攻撃するウィルスがあります。
それが、「ヒト免疫不全ウイルス(HIV)」です。
「スルフォラファン」がHIV感染を抑制すると解明されていることで、新型コロナにも同じような働きをするのではないかと期待されています。
腸内環境を整える効果
免疫力を下げないためには、腸内環境を整えることがとても大切だと言われています。
「スルフォラファン」は腸の中にある善玉菌のエサになり、腸内環境を正常に保つ働きがあります。
「スルフォラファン」を含む食品の効果的な摂取法
「スルフォラファン」はキャベツ、大根、ブロッコリー、ブロッコリースプラウト、カリフラワー、菜の花など、アブラナ科の野菜に多く含まれています。
効果的に摂取するためには、生で食べるのが良いとされています。
「スルフォラファン」は、噛んだり刻んだりすることによって、野菜の細胞が壊れたときに「ミロシナーゼ」という成分と出会うことで、初めて作られます。
ですが「ミロシナーゼ」という成分は加熱に弱いので、生で食べることが効果的なのです。
ブロッコリーは加熱しなければ食べれません。
この時には、千切りキャベツと一緒に食べたり、キュウリと合わせてもいいですね。
キュウリに含まれる「βカロチン」は、体の中で「ビタミンA」に変化します。
「ビタミンA」も「スルフォラファン」と同じように「酸化ストレス」を抑える抗酸化物質で、免疫力を上げる効果があります。
また、血糖値を下げる働きがあると言われています。
油と一緒に摂取するとより一層良いとされているので、ごま油で和えたり、マヨネーズをつけたりする事が好ましいと思われます。
まとめ
今の季節、キュウリやキャベツはよく食べますよね。
このように何かの食品が効果的と言われると、又買占めが発生してスーパーから品物が無くなることがあるのではないかと不安になります。
さらに、大雨の影響で野菜の値段は上がり家計へのダメージは大きいです。
ですが家族の健康のために、少しでも良いと言うものは取り入れたいですね。
全体的なバランスも考え、一つの食品に偏らないようにするといいでしょう。
そう心がけることで野菜不足になりにくく。献立も一品増えていいのではないでしょうか。