自粛生活を守っている高齢者の3割に「認知機能低下の症状」
コロナウイルス感染拡大の影響で自粛生活を要請されている状況が続いていますが、コロナから身を守るために高齢者に悪影響を及ぼす疾患が急増してきています。
高齢者意外でもメンタル的な疾患の人が急増し、「コロナうつ」と呼ばれる精神疾患に悩まされる人も・・。
病院に駆け込む人の中には、「悪夢を見る」「うつ状態が続く」「何をしている時でも常にコロナにおびえている状態」などと訴える人が多くいるそうです。
「コロナうつ」から「自殺」へと、取り返しのつかない状況になる方も日に日に増えてきています。
若い人でもこのような症状に悩まされている状況の中、高齢者の方にはもっと注意しなければならない疾患があります。
それが「認知症」です。
どうしてコロナで認知症患者が増えてしまう事になったのか?
これは一言でいうと、「運動不足」が原因なのだそうです。
高齢者の約3割が、外出自粛の影響で「認知機能の低下」がみられているそうです。
認知症を予防するためには、いくつかの方法があります。
まず、最も効果的な方法は「運動」です。
この「運動」というのは科学的にも「認知症予防」に有効とされており、1日20分程度
の散歩で「認知症のリスクを半分程に減らせる」という調査結果が多数あります。
「一日20分の運動」が必要!と言われると、どう思いますか?
だいたい20分の運動というと、近くのスーパーやコンビニまで歩くだけでも立派なウォーキングになるそうです。
こう考えると、「たったそれだけ」という考え方になりますよね。
家の中で運動すると言っても、家の中では限りがあります。
意識的に外の風にあたり、色々な風景を目で感じながら歩く。
この事が脳にも刺激を与える事につながり、認知症予防になります。
なので、ただ運動をすればいいというものではないのですね。
五感を刺激することが、とても大切なのです。
去年の4月に「緊急事態宣言」が出されました。
その頃から「運動不足」が続いているとすると、脳への影響はかなりのものです。
人との距離を保ちながらゆっくりと歩いて買い物に行くのも、心と体の健康のために取り入れてみるといいですね。