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新型コロナウィルスに感染後の後遺症は一生続く可能性も?!

 

 

今も感染が拡大し続けている「新型コロナウイルス」は、感染した場合約2割が重症になると言われています。

残りの8割が軽症と言われていますが、軽症の人の中でも後遺症に悩まされる症例が多く出ています。

海外では、続々と新しい研究結果が報告されています。

 

 

 

 

 

目次

 

 

新型コロナウイルスに感染した人の後遺症

聴力の悪化や、耳鳴りが長期間続くことがあるという研究結果があります。

退院後2か月経過した120人を調査した結果、聴力の悪化が8人、耳鳴りの発生が8人認められました。

どうやら新型コロナウィルスは、聴覚の一部に問題を起こす可能性があると考えられているようです。

他には、退院後に頭がもやもやする症状が出たり、PTSD心的外傷後ストレス障害)、うつ病不眠症、腎不全、気分障害、認知機能の低下などの症状が見られています。

このような後遺症は、数年先まで、最悪な場合は一生続く可能性があると言います。

さらに、退院した後は医療費が自己負担になるというのも気になるところではあります。

これだけ続々と後遺症が報告されているという事は、今後も新たな症例が報告されるでしょう。

 

 

新型コロナはなぜあらゆる後遺症を次々に生み出すのか?

新型コロナウイルスには、血管の細胞を破壊する特徴があります。

それが原因で、内臓や器官に栄養や酸素が行き届かなくなり、様々な合併症が起こります。

さらに、傷ついた血管を修復する時に出来た「血栓」や「塞栓」が原因で血管が詰まることもあります。

そうなると、脳卒中心筋梗塞などを引き起こしてしまうのです。

実際に、新型コロナに感染した米国人の例があります。

その方は、右足に血栓が出来てしまい右足を切断しなくてはならなくなりました。

その後も体調は良くならず、筋萎縮によって寝たきり生活を続けることになったのです。

その後も90日ほどの間、闘病した挙句7月に亡くなられたのです。

 

 

サイトカインストーム(免疫暴走)とは?

人間の免疫システムが過剰反応することによって起こる「サイトカインストーム(免疫暴走)」。

コロナウィルスに感染すると、体内の免疫システムがウイルスに攻撃をします。

ですが、その際に正常な細胞まで攻撃してしまい、体中のあちこちに異常が出てきます。

今現在、新型コロナウィルスは全国的に感染拡大しており、サイトカインストームの症状が出る頻度も高くなると考えられています。

今後は後遺症が長く続き、後遺症に苦しむ患者が多発する恐れがあると言います。

病院に診察に来る人の中にも、コロナ感染の疑いがないわけではありませんよね。

中には、無症状感染者の方もいるかもしれません。

コロナに気づかずに放置して完治した人の中にも、後々後遺症が出てくる可能性もあると考えられているのです。

厚労省では来年3月までの間、約2000人を対象にした「後遺症の調査」を始めるという事です。