コロナ「タバコを吸う人は重症化する」は間違い!タバコが重症化を防ぐ可能性も!
中国の武漢で、コロナに感染して肺炎になった患者を分析した結果、タバコを吸う人の方が吸わない人よりも約14倍の人が重症化したという結果が出た事がありました。
このことによって、「タバコを吸っている人の方が死亡率が高い」というような認識が始まったと考えられているそうです。
ですが、世界中でのコロナの感染者は1千万人以上います。
その中のわずか78人を調べた結果で、「タバコを吸う人は重症化リスクが高い」と決めつけるというのも、あまり信用できる話ではないのです。
そして、78人のうちタバコを吸う人はたったの5人。
そのうちの3人が重症化した事で、「タバコを吸っている人が重症化するリスクが高い」という事になったそうです。
たった78人の研究結果で判断を下すのはあまりに無理がある、と言っている専門家の人もいます。
年齢や持病があるかないか、他の重症化する原因はなかったのか・・など、色々な方向から考える事が必要なのだ、という事なのです。
「喫煙者はコロナにかかりやすく、重症化しやすい!」と堂々と断言して書かれているサイトもあります。
中国の喫煙率は27・7%です。
中国のコロナ感染者1600人を調べた結果では、そのうちのタバコを吸う人の割合は7%でした。
また、アメリカの感染者1400人を調べた結果は、タバコを吸う人の割合は5・1%。
アメリカの喫煙率13・8%を大きく下回っているんです。
韓国のコロナ感染者は、男性が約5千人で女性は7千人。
女性のほうがコロナに感染しやすい傾向があります。
ですが、韓国の喫煙率は男性が35・8%で女性は6・5%なので女性のタバコを吸う人はとても少ないことがわかりますよね。
喫煙によってコロナに感染しやすくなるのが事実なら、男性感染者数が多くなければおかしいという事になります。
フランスで発表された研究では、コロナ患者340人と軽症感染者140人を調査した結果、タバコを吸う人は5%ほどでした。
フランス国民の喫煙率は35%です。
この研究からは、「喫煙者はコロナに感染しにくい」と考えられることができるんです。
フランスの研究では、「タバコに含まれるニコチンがウイルスを抑制している」と分析されています。
「タバコを吸う」という行為そのものが、免疫力を向上させていると見ている専門家の方もいるんです。
根拠は、日常的にタバコを吸っている人の喉には、軽い炎症が起きているのだそうです。
これが適度な刺激となって、自然免疫が活性化すると言います。
その結果、新型肺炎に感染しにくくなっていると考えられているようです。
一般的に、ストレスの減少は免疫細胞の活性化につながると言われています。
なので、タバコを吸う人にとって喫煙はストレスを軽減させます。
このことから、喫煙が効果を発揮しているのではないか、と考えられています。
そもそも、タバコを吸うことによる肺がんのリスクを立証した研究者はいないそうなのです。
ネズミを使った研究でも、タバコの煙をずっと吸わせるた結果は「肺がんを発症したネズミはいない」という事だったのです。
どちらにしても、タバコが「コロナ重症化」にどの程度の影響を与えるかについては、まだまだはっきりしない事が多いです。
フランスでの研究結果のように、「タバコがコロナ感染に良い影響をもたらす」というデータもあります。
悪い面だけを見て決めつけるのではなく、様々な目線で医学的に結果をだしてほしいと思います。