コロナウィルスと同じくらい深刻に?!アフリカ バッタ襲来で食糧危機!
2020.2.8の記事を一部修正しました。2020.3.14追記
アフリカ東部でバッタが大量に発生し、畑などへの被害が拡大されています。
大雨などの気候変動が原因ではないか?との見方がありバッタの大群が農作物を食い荒らしケニアでは過去最大の被害となりました。
「サバクトビバッタ」という種類のバッタで、見たところ「トノサマバッタ」のような形に見えますが、乾燥した地域に生息する種類なのだそう。
ですので、日本には存在しないバッタです。
恐ろしい事にこのバッタの大群!
中国の近くまで海を渡って、接近してきているんです!!
中国の専門家は、色々と策を考えているところです・・。
おそらく日本にまで来ることはないでしょう。
もうすでに両国に隣接するケニアにも広がってしまい、現地では空から農薬を撒いて対策しています。
ですが、まだまだ駆除が追いつかず大変な状況に追い込まれています。
エチオピアではバッタの大群が空を飛び回り、旅客機が安全の為に緊急着陸をしなければならない事態になりました。
ここまでくると、凶器にもなり大事故につながりかねません!
国連食糧農業機関(FAO)は、エチオピア、ケニア、ソマリアで食糧危機の状態にあるのが、1200万人に上ると指摘しています。
バッタは、密集して何千万匹も存在し、1日で何万人もの作物を食べつくしている状況です。
これだけ大きな被害が出ているにもかかわらず、数が多すぎて成すすべがない状態に追い込まれているのです。
1億以上の数のバッタが大群で広範囲を移動し、ウガンダや南スーダンにまで被害の拡大が予想されています。
小さな生き物が大量に集まるという事は、本当に恐ろしいことになるのです。
専門家の見解は、インド洋の海水温度の上昇が、東アフリカの気候に影響を与えてしまった、と言われています。
その事が、バッタの大量発生を招いたのだと…。
自然現象は恐ろしいです!
これほど怖いものはありません。
人の力でどうすることも出来なくなるという事は、人々に多大な恐怖感与えることになり、間違った行動をとってしまいかねません。
さらにこの現象は、オーストラリアの干ばつが原因にもなっていると考えられています。
ケニアでは、農業が国内総生産の約3割を占めているので、バッタの大群による農作物への被害は、想像も出来なかった大打撃となるでしょう。
すでに天候不順が原因で農業生産高は減少している傾向にあります。
ですので、さらに追い打ちをかけられたということになりそうです。
エチオピアも農業がさかんな国です。
後4〜5ヶ月の間に、バッタの数は500倍に増えると予想されていて、収束にはまだまだ時間がかかりそうです。