新型コロナウィルス 風邪との見分け方は?
今回の新型コロナウイルスとはいったい何なのか?
どのようにしたら感染を防げるのか?
正しく症状を理解して、新型コロナウイルスに対しての噂やフェイクニュースに惑わされることのないようにしましょう。
そうすると、冷静に判断し行動することができますよ。
人間に感染を起こすコロナウイルスは、6種類あります。
そのうち4種類は「普通の風邪」が原因になっています。
中東呼吸器症候群「MERS」、重症急性呼吸器症候群「SARS」は
重症化のリスクが高く、世界的な流行を引き起こしました。
しかし、今回の「新型コロナウイルス」はこの6種類とは異なるものです。
武漢市で最初に確認された肺炎患者41人は平均49歳くらいの方で、
症状は発熱が98%、咳76%、筋肉痛・倦怠感44%、喀痰28%、などの症状でした。
普通の風邪や季節性インフルエンザと似た症状だったため、これだけで新型コロナウイルスを鑑別することは困難な状態でした。
1月27日の時点で、新型コロナウイルスの致死率は約3%でした。
「SARS」は致死率が9~16%で、死亡例の50%以上は65歳以上だったこともあり「新型コロナウイルス」も高齢者や基礎疾患のある人が重症化しやすいと考えられています。
アイリスオーヤマ マスク ふつう サージカル プリーツ 60枚入 SGK-60PM(PM2.5 花粉 黄砂対応)
感染率としては、 今のところ1人の感染者から1.3~2.5人に感染すると言われています。
麻疹の場合は1人が12~18人、風疹は6~7人、SARSは3人に感染するということです。季節性インフルエンザは1~2人、MERSは1人未満への感染とされていることから、新型コロナウィルスはかなり感染率が高いと考えられています。
ただし現在検査されているのは、軽症例ではなく主に重症例を取り上げています。
ですので、実際の致死率は3%よりも低いと考えられています。
しかし、感染者のどれくらいの人が肺炎を発症するかは不明なのです。
そして、潜伏期間も2~14日間と長く推定されているので、その間に感染が広まりやすいとされています。
つまりそれだけ「感染力が高い」という事になります。
新型コロナウイルスにかかる人が増えると、亡くなる人の数や病人の人数が一気に増えてしまうので、軽く考えることはできません。
新型肺炎に感染しないための予防法は?
今注意しなければいけない事は、現時点で「このウイルスに効く薬」がないことです。ですので、普通の風邪と同じような治療しかできません。
まず一人一人のできる感染対策は、普通の風邪や季節性インフルエンザと同じように「マスク」や「手の除菌」などの予防をしていかなければいけないという事です。