フランスの子供たちの秋冬ファッション
フランスの人たちは、日頃からオシャレなファッションをしている印象があります。
そんなフランスの子供たちは、普段どんなファッションをしているのでしょうか。
イメージとしては、女の子は髪飾りを付けて女の子らしいフリルのついたような服を着飾っている、という感じに思われている方も多いのではないでしょうか?
ですが、意外にもフランスの子供たちは大人と同じようなデザインの服を着ている事が普通なのです。
リボンやフリルなどの飾りが付いているわけではなく、ごくシンプルなものが多いのです。
また秋冬になると、グレーやブラウンなどの落ち着いた色のファッションが多く揃っています。
日本では、雨が降ろうが雪が降ろうが傘を差して通園、通学しますよね。
ですがフランスでは、雨の日に傘を持つと男の子たちが傘で遊ぶ子が多く、事故防止のために禁止にしているのだそうです。
大雨の時は、保護者同伴であれば門の前まで、傘を利用することは認められています。
ですが、園内や校内へは傘を持ち込みません。
では雨の日は子供たちは、どのようにして通学するのでしょうか?
フランスの子供たちは、日本でいう雨合羽のような雨風を通さない帽子の付いた上着を必ず着て学校へ通います。
靴もシンプルなものが多く、カラフルなものではありません。
特に冬場は、黒色や紺色、茶色、グレーなどのブ-ツや、バレリ-ナのようなフラットシューズが一般的です。
女の子は、あまり運動靴は履きません。
運動靴は、体操の授業があるときだけ履きます。
運動好きな男の子は、スポ-ツメ-カ-のスニーカーが人気です。
これは日本でも同じですね。
フランスでは、兄弟や姉妹でサイズ違いの同じ服を着ている子は日本と同じようにいます。
ですが、親子お揃いの格好をしている人は意外にもいないのです。
どちらかと言うと出掛けるときに服装がかぶると、かぶらないように着替えたりもするのです。
兄弟や姉妹であっても、同じ服を着て出かけるのは小学校の低学年くらいまでのようです。
それは日本でも同じですね。
日本人と違うところと言うと、フランス人は好き嫌いがハッキリしています。
それは子供も同じです。
日本人は遠慮気味な所がありますよね。
ですがフランスでは、自分の好みの服ならいいのですが、誰かが選んで買ってきた自分の好みではない服を着るのは、きっぱりと断ります。
普段あまり文句を言わない子であっても、素直に親が選んだ服を着るのは小学1年生までが限度だそうです。
子供服は、すぐにサイズアウトしてしまうことがあります。
そんな時は、親戚や友人などの子供たちに回っていきます。
ここは日本も同じですが、フランスでは可愛らしいデザインやリボンやフリルの付いたものがあまり流行りではありません。
日本でだと、女の子は派手めな可愛らしい格好を好む傾向がありますが、意外にもフランスではパステルカラ-も少ないのが実際のところなのです。
可愛いロゴやイラストが目立つデザインも少なく、無地の洋服が多いようです。
ごくシンプルで、どの洋服にも合わせやすいデザインが好まれています。
フランスでは、真夏でも朝晩は冷え込みます。
四季はあるのですが、日本のように「衣替え」と言うものはしません。
夏でも日没後は20℃を下回り、冬用の上着が必要になるからです。
逆に真冬でも、暖炉のある家の中は暖かく真夏の薄い服で過ごせるので、わざわざ服を季節ごとに入れ替える習慣がないのです。
一日の気温の変化もあり服の重ね着が当たり前のフランスでは、子供の頃から大人と同じようなデザインの服で慣れているのでしょうね。