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イソップ童話「うさぎとかめ」カメは寝ているウサギをなぜ起こさなかったのか?

 

誰もが知っている、イソップ童話の「うさぎとかめ」。

物語の内容は、ほとんどの子供たちや大人の方でも知っているくらいに有名な童話です。
 
ですが、国によって物語の解釈の仕方が全然違うことをご存知ですか?
 
 
 
そもそも、ウサギはカメのことをバカにしていたので「自分がカメに負けることはない!」と思っていたのです。
 
確かに、初めはウサギが圧勝していました。
なので呑気に昼寝をしてカメを待っている間に、ノソノソとカメが歩いてきて先にゴールしてしまう。
 
足の遅い亀のイラスト
 
このように、相手よりも自分のほうが優れているからと言って怠けていると、知らぬ間に追い抜かされてしまう・・という物語です。
 
この話を聞くと「ウサギのような考え方をしたらダメだよ。」と子供に教えたくなりますが、世界の学者の中には全く異なる考え方をする人もいるんです。
 
 
 
ウサギが横になっている時、カメは一目見て昼寝だとわかったのだろうか?
もしかしたら具合が悪くなって倒れているのかもしれない・・と思わなかったのだろうか?と考える人がいます。
 
日本人の中ではほとんどの方が、悪いのはウサギでコツコツと頑張ってきたカメを「よく頑張ったね!」と応援するような考え方ですよね?
これだけ国や文化が違うと、童話の解釈まで変わってくるということにとても驚きました。
 
正解、不正解はないんですよね。
ただ一方的にうわべの見えている状況だけで判断するのではなく、色々な可能性を考えて物事を判断しなければいけないんだな・・と改めて感じました。
 
そして子供にも、「考え方の違いは人それぞれあること」を伝えるきっかけになりました。
 
 
そしてこの話はまだ続きがあるんです!
ウサギはカメとの勝負に負けて、自分の住むウサギ村に帰りました。
そこで待ち受けていたのは、「カメなんかに負けてみっともない!よく帰ってこれたな!」と罵倒する仲間たちでした。
 
「お前がさぼっているからだ!」と言われても仕方ありません。
普通で考えると、ウサギが負けるわけはないのですから・・・。
 
しかし一方で、カメはウサギが寝ている隙にゴールしたのだから、これは本当の勝利ではない!」という人もいます。
 
面白いですね!!
本当に色々な意見があります。
それぞれの考え方は、違って当たり前。
 
なのに私たちは、小さい頃に何となく聞かされて「こんな物語だよ」と説明され、それが当たり前になってしまっています。
 
ほとんど「これが常識だよ!」と言うように幼い頃に植え付けられているので、全く予想もしない考え方があることに驚きました。
 
この「うさぎとかめ」という童話。
ただの昔からある「イソップ童話」で終わらせず、改めてある年齢に達した子供たちの心の教育にもなるのではないでしょうか?