フランス流の食育 子供の好き嫌いや偏食の解決方法とは?
子供の好き嫌いは、どのように対処していますか?
- 小さく刻んで分からないようにして食べさせる。
- 「好き嫌いしないで、食べなさい!」と言って、強引にでも食べさせる。
- 食べても食べなくても、好きにさせる。あまり口出ししない。
日本人のママたちは、どちらかと言うとキチンと工夫して食べさせる人が多いのではないでしょうか?
子供の健康の事を考えると、肉、魚、野菜・・と色々な食材を食べさせたいですよね。
ですがフランスでは、食事は楽しく食べることが優先されるので、子供が食べ物を残しても好き嫌いをしても親は何も言いません。
好き嫌いだけではなく、食べ過ぎで肥満気味になっていても全く気にしません。
今の日本では、糖質の取りすぎで子供の肥満が増えつつあります。
大人だけではなく子供までもが問題視されてしまうと、食生活を特に気を付けなければいけません。
ではなぜフランスのママは、子供が肥満気味でも偏食でも注意をすることもなく自由にさせるのでしょうか?
「食事を楽しむ」という考えはとてもいい事だと思うのですが、健康である事が前提なので日本人のママには理解できない事もあるかもしれませんね。
フランスママたちは、何をするのも楽しみます。
だからこそ「子供たちが、楽しみながら美味しく食べてくれるように」と考えます。
たとえ嫌いな食べ物があっても、「いつか食べられるようになるだろう」と考えています。
これくらいのほうが子供も負担はなくなり、ママたちもストレスになりません。
分かってはいるけど・・・複雑な思いですね。
そして子供が幼稚園に入ったら、食べる量や食べ物の種類などはいちいち気にしません。
フランスでは幼稚園に入る頃になると、ナイフとフォークを使って食事が出来るようにしつけられるんですよ。
すごいですね。
そうなるまではキチンとしつけをして、その後からは食事中に親が何かいう事はありません。
食べる量や好き嫌い、食べ残しも注意しません。
お腹が空いたら何でも食べるでしょう、というような楽観的な考えです。
ですが、食事中に肘をついたりすると、マナーのために徹底的にしつけられます。
子供の好き嫌いを克服させようとしたり、何でも食べられるようにしたいと考える人は少ないのですね。
好き嫌いも偏食も「個性」と言う感じです。
ですが、食べないから作らないという訳ではなく、食べなくても必ず少しでもお皿に盛り付けます。
もし子供が少しでも食べられたら、ものすごく褒めて喜ばせるのです。
これが、フランスママ流の食育なのですね。